外構とは？
皆さんは「外構」と聞いて具体的にどのようなことをいうのかご存知でしょうか。
外構とは、居住、生活する建物の外にある構造物全体を指す言葉である。（引用︰外構 – Wikipedia）
具体的には、
同じ敷地内の建物周囲にある門や塀、垣根、柵、物置、車庫、庭木などがあげられます。
また、同じ意味合いとして「エクステリア」と呼ばれることもあります。
細かく分けて説明すると、外構は住宅の外周りにある構造物そのものを示し、エクステリアは住宅の外周りにある外構も合わせて含んだ空間のことをいいます。
外構は家の外にある物それぞれのこと、エクステリアは家の外全体の表現ともいえます。
外構屋は何をする？
外構の目的と外構屋（外構業者）の仕事は？
まず、外構屋（〓外構業者）とは先ほど説明した外構という住宅の外周囲にある構造物や、庭に関係するものすべてを計画設計し、施工することを仕事とする業者です。
外構業者が行うこれらの業務は外構工事といいます。
この外構工事、「それって必要なの？」と思う方もいるかもしれませんが、
住宅を建てる際に住宅そのものと同じくらい重要な工事となります。
外構工事は建物の外側に関係する工事ですので、
外から住宅を見た際の外観のイメージだけでなく、
実際に生活が始まってからの暮らしやすさにもつながります。
また、他にも住宅周りや庭を使いやすくしたりプライバシーの保護、
防犯目的・水やトイレなどの防災備品を保管する防災対策などにも影響するものです。
外構業者はこれらの外構工事による効果や目的についての専門知識を活かした計画の提案を行い、
施主が求める条件とを合わせて外構工事を行っていきます。
外構業者に依頼するには？
外構業者はどうやって探す？
では、外構工事を依頼する業者はどのように探したら良いのでしょうか？主な探し方は次のようになります。
◎インターネットから条件をに絞り込んで外構専門業者を探す
◎工務店や住宅メーカーから紹介を受ける
◎外構業者の一括見積比較サイトの利用
これらから探し始める前に、外構といっても対象には種類も多くあり、
それぞれかかる費用も安くはありません。
よって住宅を建てる際にはどんな外構、エクステリアをイメージしたり、もしくはすでに決めている外構はあるのか、施主の求める条件を予め決めておくことも重要となります。
外構工事だけに限らずですが、業者によって取り扱うエクステリア関連商品も違い、
工事費用にも大きな差があります。
車を所有しているのかや、家族みんなの生活スタイル、子供に必要なもの、プライバシーや防犯は強化させたいなど、ある程度求めるものが決まっていると、外構やデザインなど種類が多い中から好みに合う商品を扱っている業者を選びやすくなります。
外構業者を選ぶポイントは？
自身で探して絞られてきた外構業者の中から、最終的にどの業者に決めるのか、その選び方にはどんなポイントを重視したらよいのかを説明していきます。
◎施工事例を見てみる
今はどの会社でもホームページを持っており扱っている事業や商品を見て確認することができます。
外構業者のホームページではこれまでの施工事例にはどんなデザインのものを造っているか、そのセンスも知ることができます。
また、外構関連のコンテストなどでの受賞歴があるのかなどもその外構業者の評価を確認することができます。
またそこに掲載されている事例が多いほど実際にその外構業者が利用されていることになり、
レビュー投稿や利用者の声などが一緒に載っていると
さらに感想や評価を一緒に確認することができます。
◎依頼者の希望条件をしっかり聞き入れ、その状況に合わせた設計プランを提案してくれるか
依頼者の要望をしっかり聞いてくれ、
予算はもちろんですが、
依頼者側が納得するまで一緒になって考えてくれる業者は信頼でき頼りになるでしょう。
また、住宅の立地環境や今後考えられる建て替えやリフォームについても考慮してくれるかなど、依頼者側の立場になり提案してくれるかはとても重要なポイントになります。
◎予算を抑える工夫や納得できる商品プランを提案してくれる
外構工事は建物の次に費用がかかると先に伝えましたが、
依頼者の金銭的負担を考えてくれるかもチェックすべきポイントです。
予算内での必要な商品を選択することもですが、
たとえ予算との兼ね合いが合わなかったとしても、他にどのようなプランが考えられるかや、今の状況だけではなく、今後のライフイベントなどに備えたことを考慮した提案をしてくれるなど、ここでも依頼者側の目線で設計プランを考えてくれる業者を選びましょう。
外構業者を選ぶ際の注意すべきことは？
◎はじめからひとつの外構業者に絞らず、複数の業者で比較する
先にも触れたように、業者によって扱う商品や費用はそれぞれ差があるものです。
また、その外構業者によっても得意とする部分とそうでない部分もあるかもしれません。
複数の業者と比較することにより、また違ったデザインに気づけたり、同じくらいの商品でも費用が違ったりと気づきも増えますのでいくつかのプランを比較してから検討しましょう。
◎工事期間は余裕を持って相談する
外構工事は住宅の外で行われますので、進み具合や調整が天候にも左右されます。
また、住宅そのものの建築工事の進み具合にも影響を受けますし、外構業者側の予定とも合わせながら進めることになります。
よって限られた短い期間での依頼とならないよう余裕を持った予定を組み相談していきましょう。
◎工務店や住宅メーカーからの紹介はさらに費用がかかる
紹介を受けて外構業者に依頼する場合は、
そこでさらに費用が上乗せでかかることが多いので注意が必要です。
仲介手数料や工事に関する話し合いの内容が正しく伝わらずに予定と違う工事となったり、その分追加で費用を請求されたりということがありますので候補として考える場合には見積書の内容をしっかり確認して比較検討しましょう。
