建築途中のトラブルは毎年相当な数が発生しております。
Twitterを調べてもすぐにトラブル真っ最中の方が見つかるのが現状です。
工事途中の近隣トラブルや、設計と違う家が建築される
伝えていた期間で完成がされない、途中に高額請求される
建築会社が倒産した、工事途中に営業と連絡が取れない
などなどなど
数えきれないトラブル
実際に完成してしまうと、【基礎の欠陥など】は調査することもできないです。
最低限自分のできることを理解して準備しておくことが大切ですよね♪
工事前の近隣挨拶の重要性
なぜ工事前に近隣挨拶は必要?
ご挨拶は引っ越し後でいいのでは?と考えられがちですが、
工事が始まる前こそ近隣の方へのご挨拶は重要です。
これから始まる工事の騒音や道をふさいで交通を妨げてしまうこともあるかもしれません。
そういったご迷惑をおかけすることに対するお詫びとして必要なのです。
引っ越し後の良好なご近所づきあいのためにも、きちんとご挨拶ができていると安心です。
ご挨拶のタイミング
引っ越し後のあいさつは、
引っ越しから三日以内がいいとされていますが、
工事前はどのタイミングがいいのでしょうか?
ご挨拶のタイミングは地鎮祭当日にします。
施工会社の担当者がご挨拶文と粗品をもって回ることが一般的です。
またどこまでご挨拶をするのかということですが「向こう三軒両隣」という言葉を耳にしたことはないですか?
だいたい両隣と向かい三軒、裏の三軒が良いとされてますが、
最近では両隣と向かい三軒は同じですが、
裏に関しては真裏のみご挨拶で済ませるところもあるようです。
粗品の相場
ご挨拶は気持ち程度でいいと言ってもどの程度の物を用意したらいいのか、
品物は何がいいのか迷いますね。
だいたいご挨拶の時の相場は500円から1000円程度が多いようです。
ラップや洗剤・お菓子やコーヒーなど形の残らないものがいいとされています。
また、ギフトには蝶結びの熨斗に「ご挨拶」や「粗品」と表書きをして下部に名前を書きます。
包装されている場合は外熨斗がいいでしょう。
また、施工会社が用意している場合もあるので、その場合は粗品の内容と挨拶文、また回る範囲の確認もしておくと安心かと思います。
不在の時には、あいさつ文と粗品を一緒にポストに入れておくといいでしょう。
地盤調査も種類がある。信用できる調査方法を選ぶ
地盤調査の必要性
地震で地面が液状化し建物が沈んだニュースを見たことがありませんか?
地盤が弱いと建物が傾いたりヒビが入ったりとせっかく建てたマイホームや家族が危険にさらされてはたまりません。
そのためにしっかりと地盤の強度を調査し、
問題点があれば改良工事をしましょう。
三種類
地盤調査の種類は大きく分けて3種類あります。
「表面探査法」「SWS試験」「ボーリング調査」の三つです。
「表面探査法」は、
人が全く感じない小さな地震を発生させて受信機で測定します。
これにより、地下10mまでの地盤支持力と沈下量を調査できます。
次に「SWS試験」です。
こちらは一般的な試験で、調査期間も短く費用も抑えられるため戸建住宅でよく用いられます。
鉄の棒にスクリューを取り付けたものを回転させながら地面に突き刺し、
スムーズに沈むか沈まないかで強度を判断します。
最後に「ボーリング調査」。
こちらはよく耳にする事が多いと思います。
一般的には使われることは少なくマンションやビルで使われる事が多い調査方法です。
正確性・信頼性が高い調査方法ですが、
コストの面から一般的な宅地には向きません。
それぞれ調査費用が異なるため確認しておくと安心ですね。
工務店からは【表面探査法】が安価なので勧められますが、この調査方法では
“ほとんど改良の必要性がわからない”との意見もあります。
改良が必要ないことで、お金がかからないのはいいですが【35年住宅ローン】
長期的に安全な地盤を確保することも大切です
基礎工事は家の土台。しっかりと確認する
基礎工事の重要性
基礎とは、建物と地盤を繋ぐ土台の事で主にコンクリートと鉄骨でつくられることが多いです。
建物の重さだけではなく、地震や強風による揺れからの力に対して柔軟で頑丈であることも必要です。風で家が傾いたり土台が地盤沈下といったことがあってはなりません。
地盤や環境条件によって最適な基礎の設計が重要になってきます。
また、基礎工事は地面から上がってくる湿気をさえぎる役目もあるため、とても大切な工程になります。
基礎の種類
ホームメーカーや工務店のサイトでもよく紹介されてますが、
基礎の種類には「べた基礎」と「布基礎」「SRC基礎」があります。
「べた基礎」は現在主流になっており、床底全体に鉄筋コンクリートを流し込む工法です。底面全体で建物を支えるため力を分散させることができるので耐震性に優れています。
また地面からの湿気やシロアリが侵入するといったことも防いでくれます。ただしコンクリートの使用量が多いためコストはかかります。
「布基礎」は日本の住宅に昔からある基礎で、床下全体ではなく家の壁や主な柱の下の地中深くまで鉄筋コンクリートを流し込む工法です。
べた基礎と比較して基礎部分が少なく土がむき出しになっているためシロアリが侵入しやすく湿気がこもりやすい面や長期優良住宅に認定されません。
しかしコストが安く済み、縦に長いので集中的にかかる重さに強い面もあります。耐震性に優れているべた基礎が主に使われますが、寒冷地などでは布基礎が適しているなど地域によって異なるため相談しながら決めましょう。
上棟後には大工さんと仲良くなろう
差し入れは本当に必要?
大工さんへの差し入れは必要なのか、差し入れをしないとなにかあるのかな?と不安になったりすることはないですか?原則として差し入れは義務ではありません。
中には会社の方から差し入れはしないでくださいと言われることもあるそうです。
そうはいっても大工さんも人間です。
差し入れは大変うれしいといった声も耳にします。
差し入れは現場で家を建ててくれている大工さんへの感謝を伝えるものですので負担に思う必要はありません。
おススメの差し入れとは
差し入れと言っても何がいいのか悩むところです。
一般的にはお茶やコーヒーなどの飲み物や、お菓子などを差し入れされる方が多いようです。
コーヒーもブラックや微糖など、好みがあるので両方用意されるとよいでしょう。お菓子も甘いものも良いのですが、大工さんは暑い夏もエアコンのない環境でお仕事されていますので、塩気のあるおかきやおせんべいもいいかもしれません。
またクーラーボックスに冷たい飲み物やおしぼりも喜ばれるのではないでしょうか。
差し入れするタイミングは?
新築の現場では12時からのお昼休憩に加え、10時と15時にも小休憩があります。
そのタイミングに合わせて差し入れを持っていくのが自然でいいかと思います。
またコミュニケーションを取りながらさりげなく好みをきいたりするのもいいかもしれませんね。
お金があればホームインスペクションに委託
ホームインスペクションとは何か
新築や中古の住宅を、第三者の専門家が調査をするものです。
第三者の立場から住宅の劣化状況や欠陥の有無、
改良すべき箇所やその時期とかかる費用の目安などアドバイスを行う専門業務です。
目視や機器を使用して、屋根・外壁・室内・屋根裏・床下などの不具合がないか確認するのが基本です。
ホームインスペクションの重要性
ホームインスペクションは、建物の品質や安全を確保するために必要です。
品質の確認や潜在的な問題があるか等を知ることで、保証期間内に建築業者に対して修正をお願いすることができるというメリットがあります。
実際に調査をして床や壁紙の傾きや断熱材の施工不良、サッシのビスの取り付け不良などが見つかっています。将来的な問題や修繕の必要性を抑えることで、長期的な安心感がもてます。
住宅設備やサッシも外壁までしっかりとチェック
設備のチェック
新築でも施工不良はよく見られます。設備のチェックには、各設備のメーカーや品番は間違っていないか、インターフォンカメラはちゃんと映るのか、換気扇からカラカラと異音がしないか、床暖房の動作確認などしっかりし、入居後のトラブルを防ぎましょう。
サッシのチェック
サッシは雨などの侵入を防ぐため防水がしっかりしていないといけません。サッシの付近から水の侵入した形跡がないか、網戸にがたつきや音がないか、建付けが悪く鍵が擦れたりしないかなど実際触って確認するようにしましょう。
外壁の張り分けや屋根の色、雨樋もチェック
雨樋は雨水を排水溝へ流すためにあります。
雨樋に落ち葉などが詰まったり軒樋が外れていて、雨の日にはだだ漏れになっている場合もあるため、きちんと水が流れているのか、外側への傾きやたわみがないか、雨樋にすきまがないかチェックしておきましょう。
また外壁の張り分けや屋根の色に関しても、自分が伝えたデザインで間違いないか、品番が合っているのか?家の表の顔なので重要です。
外構工事の注意点
忘れることがある
外構工事は家に含まれていると思いがちですが、外構は住宅に含まれないことが多いです。
なので家は建っても外から家の中が丸見えだったりということのないように、
外構工事は契約内容に含まれているのか打ち合わせの時にしっかり確認しておきましょう。
罠に注意
営業さんと話していると
「外構と家はセットなのでハウスメーカーで依頼するのがいい」や
「他者さんですると住宅の保証範囲外になる」など言われることがあります。
しかし、外構は専門業者に任せた方が費用面やデザインで自分の納得いくものができたり、
外構を他に依頼することで住宅の保証がなくなることはありません。
言葉に惑わされることのないように、冷静になり考えることが大事です。
動線の確認
間取りに関しては、どのご家庭も動線を考えてプランを立てると思います。
実は外構も同じで、門や駐車場から玄関までの動線や、
水洗の場所も気を付けないとせっかく付けたのに、洗車や庭に水撒きをしたいのにホースが届かないとか、ワンちゃん専用の足洗い場を作ったのに庭を通らないと部屋に入れず足が汚れるなど、
失敗のないように家と同じようにしっかりと動線ののシミュレーションも必要です。
竣工内覧会の持ち物とチェックポイント
必須アイテムを確認する
内覧会って手ぶらで行ってもいいの?見るだけだしと思われる方もいるかもしれませんが、
入居前のチェックであるため、修理が必要なところや気になることなど、また置きたい家具のサイズのイメージをするのにもいいチャンスです。
では、何をもっていくと便利でしょうか?
次のものがあると役立つかもしれません。
マスキングテープ・筆記用具・手鏡・懐中電灯・水平器・メジャー・図面などです。
人によってはスマーフォンと充電器をもっていきコンセントにさして通電しているか確認する人もいるようです。また寒い冬であれば上着を用意しておくのもいいでしょう。
内覧会でのチェックポイント
いざチェックしようと思うと、何から見たらいいのかどこを見るとわかるの?ありますね。
ではチェックポイントを見てみましょう。
まず「玄関」「窓・ドア・建具」開閉や施錠・解錠に問題がないか確認。
次に「キッチン」換気扇の動作確認や仕様の間違いがないか。
「浴室・トイレ・洗面所」水道から水やお湯が出るか、照明がつくのかと、手すりのぐらつきやタオル掛け、ペーパーホルダーがきちんと固定されているか曲がってついていないかを見ておきましょう。
「ベランダ」物干し竿の固定金具があるか、排水溝につまりがないかもチェック!
他にも床の軋みや傷、材質や設備品の間違いないかも合わせて確認しておきましょう。