住宅購入の際の営業マンってどんなイメージ?
住宅購入に関わる営業マンについて皆さんはどんなイメージを持っているでしょうか。
今はインターネットやSNSが普及し、
マイホームに関する情報についても誰でも簡単に得ることができるようになりました。
実際に検索してみると、住宅購入したことや、マイホームを建てたというブログ、リアルタイムでの建築状況を発信している投稿もあったりします。その中の内容でも営業マンについての投稿は多く見られます。
そして私自身が調べた中でも、住宅購入の評価として、営業マンの対応に関するものが多くみられました。
住宅購入と営業マンの関わりとは?
実際の体験談を調査する
●プランも外観も決まらないのに契約迫る営業。
営業マン。最悪ランキング(*`▽´*)
●今月中なら値引き出来るからと契約契約を迫っておいて、月が明けると連絡も来なくなる営業。
●家に打ち合わせに来て勝手にあちこち見て…そして他社の悪口ばかり…
●なぜこんなに迷ってるのですか?
早く決めないと勿体無いですよ。
ハウスメーカー探しで強烈だった営業マン | 間取りと性能、デザインにこだわった家づくり with小林住宅
ここにあげられている営業マンは自身が契約をとれることを最優先に考えていることがそのままお客との対応に出てしまっているといえますね。
他にも、対応が遅い点や連携している職種との話が食い違っていたなどの低評価も実際少なくはありませんでした。
しかし、体験談の中にはこのような嫌な思いばかりではなく、
相談のときから親身に話を聞いてくれ、
理想の家づくりになるようアドバイスをくれたという高評価もありました。
例えば次のような体験談がありました。
●ここまで調べてくれる営業マンと、そうでない営業マンとでは、熱意の伝わり方が全然違います。
【代理店訪問②】良い営業マンとはこんな人!営業マンが良い家づくりのカギを握る!! – おうちブログ
●私の気になっていること、譲れない部分の聞きにくいことを真摯に受け止めてくださった事、本当に感激しました。
この方の場合は自身が営業マンに相談し、
その対応が予想以上に親身な対応だったのでしょう。
このように、担当となる営業マンによって、
「当たり外れがある」と言われるのを聞きます。
営業マンの役割とは?
住宅購入を決めるときに必ず営業マンとの関わりがあるかというとそうとは限りません。
大手の住宅メーカーや規模が大きな工務店では全国規模の施工エリアで対応していることもあり、業務も各専門部署を設けて効率よく住宅建築が進むような仕組みづくりがされています。
先程も触れたようにインターネットやSNSの普及によって必要な情報はいつでも好きなだけ得られますが、マイホーム購入というのは人生の中でも大きな買い物であり、契約の決断はそう簡単に決めることはできません。実際には、候補にあげた住宅メーカーや工務店などの関係者に自分たちの家づくりの理想や要望、アドバイスなどを直接相談したり話を聞きたいものです。
そこで出番となるのがそれぞれのメーカーや建築会社の営業マンです。
営業マンたちははじめにお客と対面で話をする立場にあり、そのお客のほとんどは住宅購入を検討する際の知識なども十分ではなく詳しく話を聞きたいと考えています。
営業マンはお客の家づくりへの理想や要望や知りたい疑問点などについていちばん最初に聞く役割もあります。
良い営業マンを見極めるには?
営業マンに求められるものとは?
営業マンは自身の仕事が営業職ですから、自社の住宅の良さや特徴を伝えることでお客を獲得し会社の利益につなげます。
しかし先ほど述べたように、マイホームを建てたいお客側の立場から考えると営業マンに求めることは自分たちの理想とする家づくりが叶うのか、住宅購入に関して抱いている疑問点の解決など様々な相談をできる相手であることも求められます。
ここで先程あげたインターネット上での営業マンたちの評価が分かれるポイントが出てきます。
もちろん営業マンたちも仕事なので自身の成績をあげて会社からの評価も得なくてはお給料にも影響するでしょう。
しかしそれと同時に、お客側の立場にどれだけ寄り添い、家づくりへのアドバイスをしたり、一緒になって親身に考えてくれるかという人と人との関わり方を大事にしているかがお客側からみる営業マンとしてのポイントではないでしょうか。
では、そのようなお客の立場に寄り添いマイホーム購入への親身な対応をしてくれる営業マンかどうかを判断するにはどのようなポイントを意識してみるとよいのでしょうか。
次から具体的に触れていきましょう。
営業マンの対応で見るべきポイントは?
まずいちばん重要なポイントとしては、
お客の立場を理解し、住宅購入に関して一緒に考え、
同じ目線で話をしようとするかというお客第一の態度が見てとれるかにあります。
そしてこの基本的なポイントの他に次のような点を意識してみましょう。
●長所(良いところ)のみならず短所(不便なところや劣ること)も偽り無く、隠さずに正直に説明してくれる。
●他にもある競合物件についても理解し、比較して悪口を言わず、自社との契約を強要しない。
●お客の質問に対しても嫌な表情を出したりせず、はっきり正確な返答をする。その際には専門用語ばかり使わず、使う場面となってもお客にわかるように説明をする。
●実際に訪問するときは、必ずアポイントを取り、いつも清潔感があり、丁寧な言葉遣いで決めつけるような発言はしない。
すべて大事なポイントですが、この中でも特に、最初にあげた良いところばかりではなく、お客にとって悪い影響を与える可能性があることについても話してくれるかということです。
このことは自分たちの契約以前に、お客のことをいちばんに考えてアドバイスしてくれていることになりますので、頼れる良い営業マンであるかの大きな判断ポイントになります。
営業マンに対する心構えも必要
そして、住宅購入を検討するお客側にも営業マンに対する人として、
お互いが気持ちよく関わりが持てるようお客自身の意識も重要となります。
営業マンも仕事ですから住宅購入を検討しているお客として接してきます。
もちろん人間ですから、年齢や性別、性格などによる相性の不一致もあるでしょう。
しかし営業マンとの付き合いは、最初で終わりではなく、契約まで進み、住宅完成の後にも続きます。長く信頼関係を維持して付き合っていけるよう次のようなポイントをしっかり押さえて営業マンと関わっていくことをおすすめします。
●資金(年収や頭金)に関しては恥ずかしいことがあっても、正確に伝え、住宅購入の意思がはっきりしているのか、どんな物件を希望しているのかを明確に伝える。
●中途半端な理解ではなく、不安や疑問に感じたことはその場ですぐに質問していく。
●一般的なマナーを守り、感想は正直に、具体的に伝える。
営業マンとの会話の中での曖昧な返答やわかったような中途半端な態度はとらず、自身の意見ははっきり具体的に伝えるようにしましょう。
例えば、
「ここの収納は良いけど◯◯の設備は必要ない」
というように営業マンの捉え方任せにならないような具体的な答え方が大切です。
焦らず複数の営業マンと接してみる
たとえば、はじめに関わった営業マンの対応が良く、なんとなくであったり、まぁこの営業マンならば任せても良いかなと思えても、そこでは一旦また別日に話す機会をもうけるようにしましょう。
何人かの営業マンと話してみるとまた違った視点が見えてきたり、対応の違いを感じたりします。また、初回と次回とでは話し方などの雰囲気が変わったりする場合もあり、初回一度の対面で良い営業マンと判断できるかは難しいといえます。
営業マンとの関わりにより得られる情報は貴重なものもあり、実際に契約しその後も長く付き合うことになれば頼れる存在であるほうが良いです。
そのような信頼関係が築ける営業マンと付き合えるように、
意識するべきポイントを参考にされてくださいね。